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2015年3月 7日 (土)

ブラック・スワン(タレブ)

一時、話題になり、2番煎じの本も結構出ている著作だが、読んでみたら、確かに面白かった。内戦前の平和なレバノンの叙述は痛ましい。

だけど、ここでこの本について書くのは、「以前に紹介したカール・ポパーをべたほめしているから」という、他愛ない理由です。なお、ブラックスワンとはコクチョウ(黒鳥)のことで、科学的認識論の議論に「スワンは白い」「黒いスワンがいないことを証明できるか?」といった文脈で出てくる。なぜか、ポパーの日本語訳では、「白いスワン」と「ブラックスワン」が、「黒いカラス」と「白いカラス」に代わっているが。


引用します。「一面だけの半懐疑主義という考えを掲げたのは、サー・ドクトール・プロフェッソール・カール・ライムント・ポパーだ。現実の世界を向いて生きている人たちが、本当に読んだり論じたりしている科学哲学者と言えば、この人だけかもしれない。」 やっぱりそうだったのか!と思った(まあ、この著者の見解にすぎないけど)。


再び引用。「ポパーは「反証」・・・という手法を使って、・・・反証が可能かどうかで、科学と科学でないものを区別した。・・・知識は非対称だという考えは、現実を相手に実践する人たちに強く訴えた。彼らの仕事の流儀にぴったりで、彼らにはよく分かることだったからだ。」 同感。ポパーは本当はすごくリアルなことを言っているのだけど、やっぱり、小難しいと思われることが多いのは残念である。


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